
お口の中に残っている歯をすべて失って、総入れ歯になったとき、その入れ歯が食事の時や会話の時に、はずれないのはなぜだかわかりますか?お口の中に入っている入れ歯には、いろいろな力が働き、歯ぐきから入れ歯がはずれないようになっています。どのような力が働いているのかをご説明致します。
入れ歯と歯肉がそれぞれ1枚のガラス板と考えていただければわかりやすいと思います。2枚のガラス板の間にわずかな水分を介在させると驚くほどの吸着が得られ、はずれにくくなります。下図イラストの黒い斜線部分です。
![]() 上顎入れ歯 |
![]() 下顎入れ歯 |
入れ歯の端(上記イラストの赤い部分)は口の周りの筋肉、口唇、舌などによって押さえ込まれ、入れ歯が安定します。
通常の入れ歯ですと、表面張力の力や口の周りの筋肉、口唇、舌などによってはずれないようになっていますが、この入れ歯の場合、表面張力のみで安定させます。 そのため、上記のイラストの赤い斜線部分が削合することで、入れ歯を小さくすることができ、違和感が少なくなります。この入れ歯は表面張力を最大限にあげていくため、通常の入れ歯とは異なった方法で治療を進めていく必要があります。下記写真を比べてみて下さい。入れ歯が小さいのがわかると思います。
![]() 通常の方法で製作した入れ歯 |
![]() 吸着入れ歯として製作した入れ歯 |




















